楽天に関するカードの種類と特徴まとめ
楽天のカードって種類が多すぎて混乱しませんか?
楽天カードと楽天ポイントカード。
楽天銀行カードと楽天銀行キャッシュカード。
名前は似ていますがこれらは別物で、楽天カードと楽天銀行カードはクレジットカードです。
ただ、楽天カードにはポイントカード機能を付けられますし、楽天銀行カードにはキャッシュカード機能が付いています。
このように複数の機能を持つカードが多い事もややこしさに拍車をかけている原因だと思います。
そして、この他にも楽天の名が付いた様々な種類のカードがあります。
これだけ種類が多くわかりにくいと
- 新しくカード作るとき
- レジで提示をするとき
- お問い合わせをするとき
など様々な状況で支障がありそうです。
そこで、今回の記事では楽天に関するカードの種類と特徴をまとめました。
今自分が持っているのはどういったカードなのか、これから作りたいのはどういった機能を持つカードなのか、ぜひこの記事を参考にして整理をしてみてください。
ポイントカード
ポイントカードとはお店で提示するとポイントが貯まるカードです。
TカードやPontaカードなどと同じ様なものですね。
これはイメージしやすいかと思います。
楽天ポイントカード

楽天ポイントカードはお店での会計時に提示することで楽天スーパーポイントを貯めたり、支払いに使えたりするカードです。
楽天ポイントカードをの加盟店で手に入れ、ネットで利用登録をすると使えるようになります。
楽天ポイントカード加盟店にはマクドナルドやミスタードーナツなどがあり、それぞれでカードデザインが異なります。

- 街で楽天スーパーポイントを貯められる
- 街で楽天スーパーポイントを使える
- 店よってカードデザインが違う
Edy機能付き楽天ポイントカード

楽天ポイントカードにEdy機能が付いたカードです。
Edyで支払いをすると200円につき1ポイントが貯まります。
これを利用して加盟店の支払い時に楽天ポイントカードを提示し、その後Edyで支払うとポイントの二重取りをすることができます。
- 基本的には楽天ポイントカードと同じ
- Edy機能が付いている
アプリや楽天カードでも代用できる
楽天ポイントカードを単体で持たなくても他で代用も可能です。
- 楽天市場アプリ
- 楽天Edy
- PointClub
- 楽天カード
- 楽天ペイ
- 楽天トラベル
上記6つのアプリいずれかを開き、バーコードマークをタップすると専用のバーコードが表示されるのでそれをレジで読み取ってもらうだけです。
また、楽天カード(クレジットカード)を申し込む時に「ポイントカード機能」と「Edy機能」を付帯することもできます。
クレジットカード
クレジットカードは簡単に言うと代金を後払いできるカードです。
後払いといっても実際はクレジットカード会社が代わりに支払い、後でカード利用者に請求するといった仕組みです。
クレジットカード会社としてはカード利用者にしっかりと返済をしてもらいたいわけです。
その為クレジットカードの発行には仕事や収入などを踏まえた審査が行われ、誰でも必ず作れるというわけではありません。
楽天カード

楽天カードは年会費無料で作れる楽天の標準的なクレジットカードです。
ポイント還元率の高さが魅力で、街で使う場合には還元率は1%、つまり100円につき1ポイント貯まります。
楽天市場で使用する場合にはSPU(スーパーポイントアップ)というサービスのおかげでさらにポイント還元率が高くなり、100円につき3ポイント貯まります。
通常のデザイン以外に
- お買い物パンダデザイン
- 楽天イーグルスデザイン
- FCバルセロナデザイン
- ディズニーデザイン
- YOSHIKIデザイン
- ヴィッセル神戸デザイン
といったデザインがありますが、それぞれ選択できるカードブランドが異なるので注意しましょう

- 年会費無料
- 基本のポイント還元率は1%
- 楽天市場で使えばポイント3倍
- 複数のデザインから選べる
楽天ピンクカード

基本的には楽天カードと同じですが、ピンクを基調とした可愛いデザインとなっています。
楽天カードと異なる点は月額料金を支払うことで機能をカスタマイズができるという点です。
- 割引クーポンなど、楽天グループの優待サービスを受けられる(月額324円)
- カラオケや映画など、街にある施設の割引や優待サービスを受けられる(月額324円)
- 女性のための保険、女性特定疾病補償プランに加入できる(保険料は年令によって異なる)
この3点が楽天ピンクカード限定のカスタマイズ項目です。
実はこの楽天ピンクカードは男性でも申し込むことができ、「女性のための保険」以外のサービスは利用することができます。
通常デザイン以外に
- お買いものパンダデザイン
- ディズニーデザイン
の2種類があります。

- 年会費無料
- ベースは楽天カード
- デザインがかわいい
- 月額料金を支払うことで楽天カードにサービスを付帯できる
- 男性でも申し込める(女性のための保険サービスは利用不可)
楽天カードアカデミー

楽天カードアカデミーは高校生を除く18歳から28歳までの学生だけが作れるクレジットカードです。
一部サービスでもらえるポイントが楽天カードよりも多いという特典があります。
- 楽天ブックスで購入した時のポイントが5倍
- 楽天ブックスでダウンロード購入した時のポイントが3倍
- 楽天トラベルで高速バスを予約した時のポイントが3倍
学生向けということもあり、利用可能額は最高30万円となっているので、人によってはここがネックになるかもしれません。
卒業後は自動で楽天カードに切り替わるので、学生の場合は月に30万円以上使う方でなければ楽天カードよりもお得ですね。
また楽天カードアカデミーに新規入会すると5000ポイントをもらえますが、楽天学割に登録している場合には555ポイントを追加でもらうことができます。
楽天カードアカデミーを使う予定がある方は楽天学割も登録することをおすすめします。
- 年会費無料
- ベースは楽天カード
- VISA・JCBから選べる
- 楽天の一部サービスで貰えるポイントが通常よりも多い
- 月の利用可能額が最高30万円
- 卒業後は自動で楽天カードに切り替わる
- 楽天学割に登録していると入会特典ポイントが増える
楽天ゴールドカード

楽天カードの上位版で、年会費は2,200円です。
通常のポイント還元率は1%で楽天カードと変わりませんが、楽天市場での買い物に使うとポイントが5倍になります。
この場合の5倍は
楽天市場での買い物でもらえる通常のポイント(1倍)
楽天カードで支払いをした時の特典(+2倍)
楽天ゴールドカードで支払いをした時の特典(+2倍)
ということです。
楽天市場での買い物に年間110,000円以上使う方であれば、楽天ゴールドカードの特典分だけで年会費の元を取ることができるので楽天カードよりもお得になります。
また国内空港ラウンジや一部海外空港ラウンジを年2回まで無料で利用できたり、現地のトラベルデスクを無料で利用できたりと、出張が多い方や旅行が好きな方などにとって嬉しい特典もあります。
- 年会費は2,200円
- 基本のポイント還元率は1%
- 楽天市場で使うとポイント5倍
- VISA・mastercard・JCBから選べる
- 楽天市場で年間108,000円以上使うなら楽天カードよりお得
- 空港ラウンジを年2回まで無料で利用できる
楽天プレミアムカード

楽天プレミアムカードは楽天カードの最上位版で、年会費は11,000円です。
ポイント還元率が1%、楽天市場での買い物に使うとポイントが5倍という点では楽天ゴールドカードと変わりありません。
楽天プレミアムカードには3つの優待サービスがあり、その中から自分に合った1つを選ぶ事ができます。
1つ目は「楽天市場コース」
これは火曜日・木曜日に楽天市場で買い物をした時のポイントが+1倍になるというコースです。
2つ目は「トラベルコース」
楽天トラベルでオンラインカード決済をするとポイントが+1倍になるというコースです。
3つ目は「エンタメコース」
楽天TVおよび楽天ブックスの利用ポイントが+1倍となるコースです。
自身の利用状況を踏まえてコースを選択しましょう。
さらに誕生月に楽天市場と楽天ブックスのポイントが+1倍になるという特典もあります。
このように貰えるポイントが増えるメリットはありますが年会費が高いので、楽天を頻繁に利用する方でないと活かしきれない可能性もあります。
ところで、書いてて思いましたがプレミアムカードを作るような方がもらえるポイントなんて気にするのでしょうか。
ステータスカードとしての意味合いも強いので、私のように損得を気にするような人が作るカードではないのかもしれませんね 笑
- 年会費は11,000円
- ポイント還元率は楽天ゴールドカードと同じ
- VISA・mastercard・JCB・AMERICAN EXPRESSから選べる
- 選ぶコースによって優待サービスが異なる
- 誕生月にはもらえるポイントが増える
- 空港ラウンジを無料で利用できる
- 国内旅行傷害保険と動産総合保険が付帯されている
楽天ANAマイレージクラブカード

楽天カードにANAマイレージクラブの機能が付いたカードです。
年会費は初年度無料、2年目以降は550円ですが年に1回カードを利用するだけで無料になります。
このカードの特徴はマイルと楽天スーパーポイントのどちらを貯めるかを選べる点です。
「ANAマイルコース」を選ぶと200円につき1マイルが、「楽天スーパーポイントコース」を選ぶと100円につき1ポイントが貯まります。
どちらを選んでも楽天スーパーポイントはマイルに交換することができるので、そこまで大きなメリットではないかもしれませんが、必ずマイルに交換しているという方の手間は少なくなりますね。
ただしANAマイルコースを選ぶ場合に覚えておいた方が良い点が2つあります。
1つ目はANAマイルコースを選択していても、楽天市場やポイント加盟店で利用した時に付与されるのはマイルではなく楽天スーパーポイントとなるということ。
2つ目はANAマイルコースを選択している場合、クレジットカードを利用しても楽天会員のランクアップの対象にならないということです。
この2点に注意しましょう。
- 年会費は初年度無料、2年目以降は550円(年1回のカード利用で無料)
- ベースは楽天カード
- VISA・mastercard・JCBから選べる
- ANAマイレージクラブの機能が付いている
- 誕生月にはもらえるポイントが増える
- マイルと楽天スーパーポイントのどちらを貯めるか選択できる
アルペングループ楽天カード

楽天カードにアルペングループ独自の機能や特典を追加したカードで、年会費は無料です。
アルペングループは「SPORT DEPO」をはじめとしたスポーツ用品やアウトドア用品の販売事業、フィットネス事業、リゾート事業などを手掛けている企業です。
このカードをアルペングループの店舗や公式オンラインストアで利用すると楽天スーパーポイントとアルペンポイントの両方が付与されます。
また店舗においても
- ゴルフグリップ購入時の交換加工費が無料
- テニスやバドミントンのストリング購入時の加工費が50%OFF
- 野球のグラブやスパイクの加工パーツ購入時の加工費が50%OFF
- スノーボード、スキーのチューンナップ費用が20%OFF
など様々な特典があります。
- 年会費は無料
- ベースは楽天カード
- mastercardのみ
- 楽天スーパーポイントとアルペンポイントの両方が貯まる
- アルペングループの店舗で割引などの特典がある
キャッシュカード
キャッシュカードとはATMで現金を引き出したり預けたりする時に使うカードです。
銀行口座を持っている方にとっては馴染みの深いカードですね。
楽天銀行キャッシュカード

名前の通り、楽天銀行のキャッシュカードです。
ATMを利用する以外の機能は付いていません。
提携ATMは全国に約90,000台あり、ハッピープログラムの会員ステージによっては利用手数料が最大で7回まで無料になります。
ハッピープログラムの会員ステージは簡単に上げることができるのでぜひ活用してみてください。
- キャッシュカード機能のみ
- 楽天銀行カードとは別物
- mastercardのみ
クレジット一体型キャッシュカード
クレジットカードとキャッシュカードの機能が一つになったカードです。
キャッシュカードというのはATMを利用するためのカードのことです。
クレジット一体型キャッシュカードを採用することで財布に入れるカードの枚数を減らせるメリットがあります。
楽天銀行カード

楽天カードに楽天銀行のキャッシュカード機能が付いたカードです。
通常の楽天カードと比較すると
- ブランドはJCBのみ
- 引き落としに指定できるのは楽天銀行のみ
- ポイントカード機能を付けられない
- Edy機能を付けられない
このような制限があります。
財布に入れるカードを極力少なくしたいなどといった理由がない限り、通常の楽天カードを選ぶのが無難かと思います。
- 年会費は無料
- ベースは楽天カード
- JCBのみ
- 楽天銀行のキャッシュカード機能付き
楽天銀行セディナカード

楽天銀行のキャッシュカード機能が付いたセディナカードです。
ベースがセディナカードなので、楽天スーパーポイントではなく、200円ごとに「わくわくポイント」が1ポイント貯まります。
イオン、ダイエーで使用するとポイントが3倍になりますが、年会費が2,095円かかるのでお得さでいえば楽天カードには劣ります。
- 年会費は2,095円(税抜)
- ベースはセディナカード
- VISAのみ
- 貯まるのはワクワクポイント
楽天銀行ジョーヌカード

楽天銀行のキャッシュカード機能が付いた九州カードです。
1,000円ごとに1ポイントが付与され、貯まったポイントは景品と交換することができます。
年会費は一切かからず、無料で使うことが可能です。
- 年会費は無料
- ベースは九州カード
- VISAのみ
- ポイントで景品と交換できる
デビット機能付キャッシュカード
デビットカードとキャッシュカードの機能が一つになったカードのことです。
デビットカードとは、支払いで使うとその場で口座から代金が引き落とされるカードです。
口座に預けてあるお金を使って買い物をするといったイメージです。
クレジットカードの後払いよりも管理がしやすく、現金の代わりとして気軽に使うことができます。
また、デビットカードには海外に設置されている提携ATMで現地の通貨を引き出すことができるというメリットもあります。
楽天銀行デビットカード

楽天銀行のキャッシュカード機能が付いたJCBデビットカードです。
年会費は永年無料です。
世界中のJCB加盟店で使用でき、ATMで現地通貨を引き出すこともできます。
通常は100円の利用ごとに楽天スーパーポイントが1ポイント貯まる他、支払いにポイントを使うことも可能です。
楽天市場でも使用できますが、その際のポイントは2倍となり、楽天カードの3倍には劣ります。
楽天カードのブランドでVISAを選んだ方はキャッシュカードとしてこのカードを選ぶとVISA、JCBの両方をカバーでき、機能も被らないのでおすすめです。
- 年会費は無料
- ポイント還元率は1%
- JCBのみ
- 16歳から発行可能
- 審査なし
楽天銀行パンダデビットカード

中身は楽天銀行デビットカードです。
デザインがお買いものパンダになっているだけで機能面に変わりはありません。
可愛さ重視の方はこちらを選びましょう。
- 楽天銀行デビットカードのパンダバージョン
- パンダが可愛い
楽天銀行ベーシックデビットカード

楽天銀行のキャッシュカード機能が付いたVISAデビットカードです。
年会費は永年無料です。
世界中のVISA加盟店で使用でき、ATMで現地通貨を引き出すこともできます。
またタッチ決済に対応しており、カードをかざすだけで簡単に支払いができます。
楽天カードのブランドでJCBを選んだ方はこちらをキャッシュカードに選ぶと良いでしょう。
- 年会費は無料
- ポイント還元率は1%
- VISAのみ
- 16歳から発行可能
- 審査なし
楽天銀行シルバーデビットカード

楽天銀行ベーシックデビットカードに加え「ショッピング保険」と「VISAゴールド優待特典」が付いているカードで、年会費は2,200円です。
VISAゴールド優待特典は以下のような内容です。
- ベンツ、BMWなどの輸入車レンタルが約15%OFF
- 完全会員制ワインクラブのワインを購入できる
- Kaligoでホテルの予約・宿泊をした時に25%のボーナスマイルがプラスされる
- 空港-自宅間の荷物宅配が1個500円になる(2個目以降は通常料金の15%OFF)
- 海外Wi-Fiレンタルが25%OFFになる
- 国際線の荷物一時預かりサービスが15%OFFになる
シルバーなのにVISAゴールド優待特典が付いているのが中々ややこしいですね。
- 年会費は2,200円(税込)
- ベースは楽天銀行ベーシックデビットカード
- VISAのみ
- ショッピング保険が付いている
- VISAゴールド優待特典が付いている
楽天銀行ゴールドデビットカード

楽天銀行シルバーデビットカードに加え、国内旅行/海外旅行傷害保険が付いたカードで、年会費は5,500円です。
旅行を頻繁にされるような方はこういったカードを作っておくと安心かもしれません。
ただ、海外旅行傷害保険に関しては楽天ゴールドカードにも付いているので、その点も考慮する必要がありそうです。
- 年会費は5,500円(税込)
- ベースは楽天銀行ベーシックデビットカード
- VISAのみ
- ショッピング保険が付いている
- VISAゴールド優待特典が付いている
- 国内旅行/海外旅行傷害保険が付いている
プリペイドカード
プリペイドカードはあらかじめ現金をカードにチャージしておき、その残高から支払いをする「前払い」のカードです。
そのため、クレジットカードと違って必要以上に使いすぎることがありません。
また万が一紛失してしまってもチャージ額以上に使われることがないという安心感もあります。
楽天銀行プリペイドカード

楽天銀行が発行しているプリペイドカードです。
世界中のJCB加盟店で使うことができます。
特徴はチャージ額に応じてプレミアムバリューがプレゼントされる事です。
最大が50,000円以上のチャージでもらえる500円です。
正直なところ、楽天には他にも様々な決済手段があるので、プリペイドカードを利用するメリットは少ないと思います。
- 年会費は無料
- 事前に現金をチャージをして使用する
- JCBのみ
- チャージ額に応じてボーナスが貰える
おすすめは楽天カード+デビット機能付キャッシュカード
様々なカードを見てきましたが、おすすめは楽天カードとデビット機能付きキャッシュカードの組み合わせです。
それぞれ違ったカードブランドを選んでおくと、どちらかが使えなかった時の保険になります。
例えば
楽天カード(Edy機能、ポイントカード機能付き、VISA)+ 楽天銀行デビットカード(JCB)
といった組み合わせにすると決済方法や利用場所の幅が広がります。
この形を基本として、それぞれの利用方法などを考慮しながら作るカードを決めると良いでしょう。